WSL(Linux)をつかって、初めてのプログラミングをしてみよう

Linux

こんにちは!ITエンジニアの あおのり です。

ITエンジニア
ITエンジニア

WindowsパソコンでLinuxが使えるようになりました!
次はプログラミングを勉強したいな…。

あおのり
あおのり

今回は、Linuxを使って、簡単なプログラミングのやり方を紹介しよう!

以前の記事でWindows 10 の Linux 用 Windows サブシステム(WSL)を使って、Linuxを動かす環境を構築する方法を紹介しました。

今回はその環境を使ってC言語をつかった簡単なプログラミングをする方法を紹介します。

こんな方に読んでほしい
  • これからLinuxを勉強したい方
  • Linuxでプログラミングを始めたい方

Linuxを使うことで、簡単にプログラミングの勉強をする環境を構築することができます。
Linux上でのプログラミングを学習したいと思っている方は、是非最後まで読んでみて下さい。

本記事のポイント
  • Linux上で簡単にプログラミングを勉強する環境を構築することができる
  • Linux上で簡単なC言語のコンパイルができるようになる
  • Linux上で簡単なMakefileを使ってコンパイルができるようになる
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ビルド環境のインストール

今回はビルド環境として「build-essential」をインストールします。
ビルド環境 「build-essential」をインストールする前に、「apt-get update」コマンドを実行して、インストール可能なパッケージの「一覧」を更新しておきます。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install build-essential

build-essential って何?

C/C++言語をコンパイルするためのgccコマンドや、コンパイルのルールを記載したMakefileを実行するためのmakeコマンドなど、開発環境一式をそろえたパッケージです。

ビルド環境 「build-essential」のインストールが終わったら、gccコマンドと、makeコマンドが使えるようになっているか確認しましょう。

以下のようにバージョン名が表示されればOKです。

$ gcc --version
gcc (Ubuntu 9.3.0-17ubuntu1~20.04) 9.3.0
Copyright (C) 2019 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions.  There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.

$ make --version
GNU Make 4.2.1
Built for x86_64-pc-linux-gnu
Copyright (C) 1988-2016 Free Software Foundation, Inc.
License GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>
This is free software: you are free to change and redistribute it.
There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.
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C言語をつかって簡単なプログラミングをしてみる

viエディタを使って、C言語のソースファイルを作成します。

今回は下記例の「helloworld.c」というファイルを作成しましょう。

$ vi helloworld.c
#include <stdio.h>

int main(int argc, char *argv[])
{
	printf("Hello Wrold !\n");
	return 0;
}

作成したソースコードをコンパイルしましょう。

$ gcc -o helloworld helloworld.c

「helloworld」と言う実行ファイルが作成されますので、実行してみます。

$ ./helloworld
Hello Wrold !

C言語のファイルが実行形式のファイルにコンパイルされて実行ができました。

viエディタの使い方がわからない方は、以前の記事を参考にしてください。

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Makefileをつかってコンパイルをしてみる

viエディタを使って、Makefile を作成します。

今回は下記例の「Makefile」というファイルを作成しましょう。

$ vi Makefile
helloworld: helloworld.c
	gcc -o $@ $^

clean:
	rm -rf helloworld

makeコマンドをつかってコンパイルしてみます。

$ make
gcc -o helloworld helloworld.c

「helloworld」と言う実行ファイルが作成されますので、実行してみます。

$ ./helloworld
Hello Wrold !

C言語のファイルが実行形式のファイルにコンパイルされて実行ができました。

makeコマンドを使って、作成した実行ファイルを削除します。

$ make clean
rm -rf helloworld

Makefileについては後日解説したいと思います。

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まとめ:WSL(Linux)をつかって、初めてのプログラミングをしてみよう

今回は、C言語をつかった簡単なプログラミングをする方法を紹介しました。

見出し
  • Linux上で簡単にプログラミングを勉強する環境を構築することができる
  • Linux上で簡単なC言語のコンパイルができるようになる
  • Linux上で簡単なMakefileを使ってコンパイルができるようになる

Linuxを使うことで、簡単にプログラミングを勉強する環境を構築することができます。
是非、Linux学習の役にたててもらえればと思います。

冒頭では、前回の記事の流れから、Windows 10 の Linux 用 Windows サブシステム(WSL)を使って構築したLinux環境を使うと記載しましたが、実はLinux環境であれば、WSLはあまり関係ありません。

今回の記事が少しでも皆さんの役に立てば幸いです。

以上、あおのりでした!

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